Tax Fantasista

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ワシントン州の道路使用税

ワシントン州で2018年の1月からガソリン税に替わる新しい税金の施行に向けたパイロットプログラムを開始するそうです。ワシントン州はペンシルバニア州に次いで全米で2番目にガソリン税が高いそうで、1ガロン当たり49.7セントです。

近年では、燃費の良い電気自動車やハイブリッドカーが増えてきて、ガソリン税では将来的に、高速道路の維持費などをまかなえなくなるそうで、それに替わって、シンプルに道路を利用した分だけ税金を支払うという概念で、運転した距離に税金を課すRoad Usage Charge(道路使用税)という案を思いついたらしいです。

2018年の1月からのパイロットプログラムにボランティアを2,000人募っており、ガソリン税と道路使用税を比較して実際の効果をテストするようです。既にいくつかの州でテストを行っていて、オレゴン州は実現可能なところまで来ていると言われています。

しかし、この法案にはもちろん反対の意見もあります。

比較的田舎に住んでる人は、都心に住んでる人よりも運転する距離が長くなるし、スピードを出せる分、多少は燃費も良くなるけど、走った距離で課税されるとなると、割りが悪くなってしまいます。それに電気自動車やハイブリッドカーなどに乗っている人がある意味損してしまうので、逆にエコカーが売れなくなってCO2の問題が。。。という声もあります。


これからテストするのでまだまだ時間がかかりそうですね。


ソース
http://www.king5.com/news/washington-state-proposes-a-pay-per-mile-charge-for-drivers/473915863