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Tax Fantasista

そんなに役に立たないアメリカの税務・会計についてちょこっとLOVE

マリファナとTaxと私。

マリファナと大麻だったら大麻の方が悪そう。でも危険ドラッグはちょっとださい。

さて、先日行われた投票で、新たにオレゴン州、アラスカ州、ワシントンD.Cが"嗜好品としてのマリファナの使用を合法化することが決定しましたねー。でも実はコロラド州と、ワシントン州では嗜好品としてのマリファナが2年前から合法なのです。それぞれの州によって所持してよい量や細かい規定には違いがありますが、まぁとりあえずこの5州ではたばこ同様ぷかぷか吸ってよいのです。(正確にはオレゴン、アラスカ、ワシントンD.Cではまだかも)

医療目的としての使用は、22州とワシントンD.Cですでに認められています。なんか抗うつ剤とかに使えるらしいっす。昔ベトナム戦争の時に、真っ暗な森の中で地下トンネルからいつベトコンが飛び出てくるかわからない状況で、米軍がマリファナでも吸わなきゃやってられない状態だったらしい。そっからマリファナが流行ったとか流行ってないとか。

日本もうつ病多いんだったら危険ドラッグとかやめてマリファナにすればいいのにね。

でもこうやって使用する人がいるってことは生産業者さんや販売業者さんがいるってことです。お疲れ様です。

マリファナ業者ってイメージ悪いし、なんか名刺交換でどーもマリファナ屋さんでーす。って言われたらわー。ってなるよね。

でもねー、この人たちのビジネスってめちゃめちゃ大変です。違法で売ってるうちはぼろ儲けだったんだろーけど、ビジネスにしちゃったら税金払わないといけないし。

そーなんです!まさにその税金がまじでえらいことです!

なんとこの業界の実行税率は60%~90%らしい!時には100%超えることも!要するに儲けた利益がほぼそっくりそのままなくなると考えてもいいでしょう。

なぜそんなに税金が高くなるかというと、そもそもいくら州で認めているとはいえ、アメリカ合衆国連邦法上はマリファナは違法です。

1980年代に連邦税法上に制定された280Eっていう条項があってそこに『違法ドラッグの販売に関する費用はいっさい経費計上できません。』とあります。

そうです、マリファナはこの連邦税法上、違法ドラッグに該当するのです。州がなんと言おうと昔からあるお国のルールなのです。

またこのマリファナの販売には莫大な費用がかかるそう。でもその経費計上ができないなら、もう税金だけで簡単に利益すっ飛びます。

以下の簡単な例を使って計算してみましょう。
(厳密にいえば、売上原価は費用計上できるが、ここでは無視)

売上1,000
費用 700

税率 30%

A、普通の業者の場合
所得300(1,000 - 700)に税率30%かけて税金が90です。
最終的に手元に残るのは210(所得300 - 税金90)です。

B、マリファナ屋さんの場合

マリファナ販売に関する経費が引けないので売上1,000に税率30%かけて税金が300です。
最終的に手元に何も残りません(所得300 - 税金300)

実効税率100%完成!

ちょー厳しくない?

色んな州でマリファナ合法化の動きが進んでて、カリフォルニアも2016年には合法化という噂が。最近ではオバマ大統領も『マリファナちょっと持ってたやつ取り締まるぐらいだったらもっと他にやることあるだろ!』って発言したみたいだし、あのニューヨークタイムズも社説でマリファナは体に悪くないよん。って訴えてたとか。連邦法が変わる日が近いのかもですね。

マリファナに対する今のアメリカ合衆国のスタンスとしては、違法は違法。でも各州法でがっちりやってくれるんだったら連邦は黙ってます。って感じらしい。

この連邦法と州法のギャップの問題はかつて同姓結婚にもありました。

いくつかの州では以前より認められてはいたけど、2013年ぐらいに連邦法で認められました。これによって何が変わったか?外国人がアメリカ人のパートナーと同性婚した場合に永住権が取れるようになったり、確定申告で夫婦として有利なステータスで申告できるようになりました。

ちゃんちゃん。